GeoDeviationsの説明
1. ズレの表示
1.1点と点
コマンド: Geo_dev_point_from_point
計画と実測の水平ズレの値と方法または高低差を表示します。
計画点及び実測点には以下のオブジェクトを使用できます。
-< 許容範囲(図面の単位) >-
パラメータの表示設定を行い、図面単位で許容範囲を数値で指定します。
-< 文字 >-
ズレ値の文字スタイルを選択することができます。
ブロックの属性の高さは1になっているため、入力した文字の高さは現在の注釈尺度に相当します。作成されたブロックは異尺度対応オブジェクトになっているので、ビューの注釈尺度が変更されたら、ブロックの尺度調整が自動で行われます。
-< 計画高さ >-
計画高さを計画点から求めることが可能です。手動で入力することもできます。
-< 係数と精度>-
実測した値を 必要な値に変換するため、係数を入力します。例えば、0.001mを1mmに変換したい場合は、係数を1000に設定します。
小数点以下の桁数と、「0」の前の記号表示の設定ができます。
-< 画層 >-
作成されるオブジェクトを既存画層に入れるか新規レイヤーを作成するか設定できます。
-< 設定 >-
一本の矢印で ― ズレ方法が2本の矢印の代わりに、1本で表示されます。
短い矢印 ― 短い矢印が作成され、ズレ値が矢印の横に表示されます。
グループでの分析 ― ポイントの密度が高いところには、矢印が重ならないように作成されます。
引出線での高さ ― 高低差を表示するために引出線が作成されます。
値の位置を固定する ― 矢印に対して値の位置の変更ができなくなります。
1.2. 点と分線
コマンド: Geo_dev_point_from_line
Geo_dev_point_from_point と基本操作は同様です。ただし、計画点には以下のオブジェクトしか使用できません。
-< 矢印の位置 >-
線種により、線のどちらの側か或いはポイントの位置にブロックを作成するか指定できます。
1.3. 鉛直の対象物
コマンド: Geo_dev_vertical
計画による上部と下部の水平ズレの値と方向あるいは倒れの値を表示します。
実測点には以下のオブジェクトしか使用できません。
計画には以下のオブジェクトしか使用できません。
-< 許容範囲 >-
許容範囲を図面単位で指定します。ソフトは、以下の3つのパラメータで作成されます。
下部
上部
倒れ
-< 色 >-
表示する値の色を選択します。
-< 表示設定 >-
矢印の上の表示内容は下記より選択可能です。
矢印の下の表示内容は下記より選択可能です。
テキストボックスにある接頭語を変更することができますが、1文字以上を入力すると、正しくなく表示される可能性があります。
接頭語がない場合は、テキストボックスが作成されません。
-< 画層 >-
作成されるオブジェクトを既存画層に入れるか新規画層を作成するか設定できます。
-< 文字 >-
ズレ値の文字スタイルを選択することができます。
ブロックの属性の高さは1になっているため、入力した文字の高さは現在の注釈尺度に相当します。作成されたブロックは異尺度対応オブジェクトになっているので、ビューの注釈尺度が変更されたら、ブロックの尺度調整が自動で行われます。
-< 係数 >-
実測した値を必要な図面単位に変換のため、係数を入力します。例えば、0.001mを1mmに変換したい場合は、係数を1000に設定します。
-< 設定 >-
上点と下点の個別選択 ― 上点と下点の色、画層、線種などの一般のプロパティが異なるところがある場合は、チェックボックスにチェックを入れます。一般のプロパティが同じ場合は、チェックを入れず、点のZ座標で平均高さが計算され、上点と下点に区別されます。
角が測定された ― チェックボックスにチェックを入れると、角の近くにある点から2方向に矢印が作成されます。
1.4. 高低差
コマンド: Geo_dev_level
平面図に高低差の値を表示します。
-< 計画 >-
計画高さを指定する方法には下記より選択可能です。
-< 事実 >-
実測オブジェクトには下記より選択可能です。
-< 許容範囲 (図面の単位)>-
許容範囲を図面単位で指定し、許容範囲外の値の色を選択します。
-< 表示設定 >-
プルダウンメニューより高低差の表示方法を以下の項目から選択します。
小数点以下の桁数、文字の高さ、スタイル、係数、色の設定ができます。
高低差以外にも、計画高さと実測高さを表示させることも可能です。
-< 画層 >-
作成されるオブジェクトを既存画層に入れるか新規画層に入れるか設定できます。
-< 他の設定 >-
グループでの分析 ― チェックを入れたら、近くにあるオブジェクトをグループとして認識し、高低差の値などのデータをそのグループの外側に表示するオプションです。
0の前に ― 「0」の前の記号表示の設定ができます。
2. 寸法線による表示
2.1. 実測寸法
コマンド: Geo_dev_dist_kons_to_point
実測点から目標物までの直角寸法が作成されます。
実測点には以下のオブジェクトのみ使用可能です。
目標物には以下のオブジェクトのみ使用可能です。
2.2. 実測値の追加
コマンド: Geo_dev_dist_+_fact
寸法の分母側に、寸法の起点の近くにある点から計算された実測値を追加します。実測点は片側だけでも使用できます。
2.3. 計画と実測「直線」
コマンド: Geo_dev_dist_ax-co-pt
計画(通り芯から目標物まで)と実測(通り芯から実測点まで)の二つの値を持っている寸法を作成します。
実測データには以下のオブジェクトのみ使用可能です。
計画には以下のオブジェクトのみ使用可能です。
通り芯には以下のオブジェクトのみ使用可能です。
-< 表示設定 >-
実測値と計画値の位置、接頭語と接尾語の設定ができます。
-< 色 >-
値の色の選択ができます。
-< 設定 >-
文字のスタイルと許容範囲の設定ができます。
-<画層 >-
作成されるオブジェクトを既存画層に入れるか新規画層を作成するか設定できます。
-< オプション >-
角より測定 - チェックを入れると、角の近くにある点より角から2本の直角の通り芯までの寸法が作成されます。
2.4. 計画と実測「スプライン」
コマンド: Geo_dev_dist_ax-co-pt_curv
Geo_dev_dist_ax-co-pt と同様に、計画と通り芯として曲線が使用できます。例えば、スプラインとCivil3Dの線形です。
2.5. 文字位置変更
コマンド: BD_dim_revers
寸法の値が寸法補助線内に入らない場合、横に引出線が作成されます。このコマンドにより、引出線の向きを変えることができます。
2.6. 寸法のオフセット
コマンド: BD_dim_offset
新しい寸法線からオブジェクトまでのオフセットの設定ができます。
3.ツール
3.1. オブジェクト選択
コマンド: BD_dev_sel
このソフトの使用で、多くの様々なブロックが作成されるため、クイック選択したい時に便利なコマンドです。ブロック以外に、文字、引出線、寸法も選択することができます。
選択オブジェクトを指定してから、以下4つの選択方法から選ぶことができます。
3.2. 悪いを修正
コマンド: BD_dev_bad_to_good
許容範囲外の値が修正されます。修正された値は許容範囲の最大値に近く計算されます。
3.3. 引出線作成
コマンド: BD_dev_move_block
短い距離で基点により位置変更を行います。距離が長い場合は、ブロックが移動され、引出線が作成されます。
3.4. 分析表
コマンド: Geo_Dev_audit
実測値の分析表が作成されます。
3.5. ランダム
コマンド: BD_dev_random
指定許容範囲内にズレの値と矢印の方向がランダムで書き換えられます。
3.6. ライセンス情報
コマンド: BD_dev_info B
ライセンスに関する情報が表示されます。
このソフトが「C:\ProgramData\Autodesk\ApplicationPlugins. AutoCAD (CIVIL 3D)」にセットアップされます。 操作パネルには「Geo_Deviation」と言うタブが作成されます。
デモをインストールした後、何かのコマンドを起動すると、体験版の窓が出てきます。その窓にある「購入」と言うボタンを押すと、ブラウザで購入用のページが開かれます。ライセンスはパソコンと直接に繋がるので、AutoCADあるいは本ソフトの再インストールを行っても、ライセンスが残ります。Windowsの更新あるいは再インストールの時でも、ライセンスを購入した時と同じ登録コードを再入力することでアクティベーションします。パソコンを交換すると、ライセンスの再購入が必要となります。
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